毛虫のイラガは、7月から長くて10月頃まで見られます。
様々な樹種で繁殖し、特にサクラやウメなどのバラ科に多く、他にはカエデ類、ヤナギ類等の葉裏に集団で生息していることが多いです。
葉を食べるため、樹木の生育が悪くなり、果樹では収穫量が減る、庭木では観賞価値が下がるといったことを引き起こします。
また、表面の棘には毒があるため、刺される危険性もあります。
そんなイラガをどのように駆除すればよいのか、また、どのような対策をすればよいのかをご紹介していきます。
毛虫のイラガはどう駆除すればいいの?
イラガの棘には毒があるため、素手で駆除してはいけないということが大前提です。
有効な手段として、遠くからでも駆除できる殺虫剤が挙げられます。
効果的な殺虫剤は、ゴキジェットといった、ゴキブリや蚊を駆除する際に用いる殺虫剤です。
ゴキブリや蚊などの殺虫剤には、フェニトロチオンやアセフェートなどといった成分が含まれています。
これらの成分はイラガの駆除にも効果的です。
殺虫剤を使いたくない場合は、葉を直接切り取る方法が挙げられます。
冬の間は繭の中で過ごすので、その間に切り取ってしまうのが手早いです。
夏の間は、直接触らないように注意しながら葉を切り取るのがよいでしょう。
毛虫のイラガの対策方法は?
繭の段階で駆除してしまうのが有効だとされています。
他には、定期的に農薬や殺虫剤を撒いておくことが挙げられます。
冬からオルトランなどの殺虫剤を定期的に撒いておくと予防になります。
まとめ
毛虫のイラガは7月~10月頃に見られ、様々な葉の裏に集団で生息します。
葉を食べるため、樹木の生育を妨げます。
駆除の方法としては、ゴキブリや蚊の殺虫剤が効果的です。
薬剤を使いたくない場合は、葉そのものを切り取る方法が挙げられます。
駆除の方法に関わらず、素手で触らないということに留意する必要があります。
イラガの棘には毒があり、刺されると痛みや炎症を引き起こす可能性があるためです。
対策は、繭の中で過ごす冬の時点で葉を切り取る方法や、定期的に殺虫剤を撒いておくと予防になることが期待できます。