チャドクガの幼虫はいわゆる毛虫と呼ばれる外見で、刺されるとアレルギー反応を起こすことがあります。
知らないうちに刺されていて気付いたら症状が悪化していたなんてこともありえますので、対処法を知っておいた方がいいでしょう。
そこで、チャドクガが発生するのはいつ頃なのか、また、駆除の方法についてご紹介していきます。
毛虫のチャドクガの発生時期は?
4月頃に卵から孵化し、毛虫の姿で現れます。
6月頃に蛹になるので、発生時期は4月~6月となります。
毛虫のチャドクガはどのように駆除すればいいの?
一番安全なのは、卵の時点で駆除してしまうことです。
卵は葉の裏に産み付けられることが多いので、定期的に葉の裏をチェックし、卵のついて葉があれば枝ごと切り取って袋に入れてゴミに出すか、熱湯をかける、もやすなどして駆除しましょう。
幼虫、つまり毛虫のチャドクガを発見した場合、自分で駆除する方法は固着剤や殺虫剤、熱湯等が挙げられます。
駆除に入る前に、留意するべき事項がいくつかあります。
まず、風の強い日を避けるということです。
毒針が風に乗って飛び散ってしまうからです。
次に服装ですが、長袖長ズボン、ゴム手袋、マスク、ゴーグル、帽子、長靴の着用が望ましいです。
加えて、ズボンのすそは長靴にしまい、首にはタオルを巻き、帽子は前面につばのあるタイプのものであれば理想的です。
その上で最も推奨される駆除方法は、毒針毛固着剤を用いる方法です。
毛虫のチャドクガの駆除において最も重要なことは、毒針毛を飛散させないようにすることです。
毛虫をつまもうとしたり殺虫剤をかけたりすると、体を振って毒針毛を撒き散らそうとしたり糸を垂らして木から降りようとするため、刺されてしまう危険性が高くなります。
そこで、毛虫ごと毒針毛を固められる毒針毛固着剤スプレーを用いることで比較的安全に駆除することができます。
この固着剤事態に殺虫成分はありませんが、葉と毛虫を丸ごと固めて駆除することができるので危険性が低く、かつ枝ごと切り落として袋に入れるだけなので作業が簡単です。
まとめ
毛虫チャドクガは4月~6月頃に発生します。
駆除の方法は、産まれる前の卵の段階なら切り取って捨てるか焼却、毛虫の段階なら固着剤を用いる方法が望ましいです。
殺虫剤や熱湯での駆除も可能ですが、どの手段においても毒針毛を触らないようにすることに留意する必要があります。
風邪の強い日を避けたり、服装も肌が露出しないよう注意しましょう。