庭木の代名詞として有名なのは松ですよね。
多くのご家庭で庭木としてよく植えられている松なのですが、毛虫も付きやすいのです。
しかも刺されるとかなり痛い思いをします。
今回は、松につく毛虫の種類とその毒性、発生する時期についてのお話しです。
松に付く毛虫の種類とその毒性について
松に付きやすい毛虫としては、マツカレハ、マツノキバチ、マツノミドリハバチ、マツノクロホシハバチがいます。
マツカレハ(別名:松毛虫)の幼虫は、その名の通りマツ科の植物やヒマラヤスギ・モミの木などの葉を食べてしまい、被害がひどいと枝を枯亡させてしまう害虫です。
マツノキバチ、マツノミドリハバチ、マツノクロホシハバチの幼虫は毒針毛(どくしんもう)を持っていないため幼虫時の人への被害はありませんが、マツカレハはそうではありません。
マツカレハは背中ではなくお腹側に毒針毛があり、それに触れると直後からかなりの激痛を伴う発疹がでます。
最初は激痛ですが発疹が出る頃から痒みがひどくなり1~2週間は続きます。
この発疹は蕁麻疹に似ていますが、なかなか治らないのが特徴です。
刺された場合は、水で洗い流すか、セロテープなどで毒針毛を丁寧に取り除きましょう。
痒みが続くため、ステロイド系の塗り薬(抗ヒスタミン剤入り)を塗っておくと良いですが、ひどければ皮膚科に受診しましょう。
松の木に毛虫が発生しやすい時期は?
マツカレハは年に1回発生します。
幼虫時3月から6月頃にかけて活発に活動し、この時期に葉を食べて成長するため被害が起こりやすいです。
成虫としての活動時期は6月~10月、その後松に卵を産みます。
マツカレハの成虫は毒針毛を持たなくなるため、幼虫の時は危険だということになります。
まとめ
松の木に発生する毛虫はマツカレハやマツノキバチ等で、活動時期は3月から11月にかけてということです。
この時期は、刺されて痛い思いをしないように自分で気をつけるようにしたほうが良いですね。
予防としてはとにかく幼虫には素手で触れたりしないこと!!
庭木の手入れをする際には十分注意しましょう。