庭掃除をしていて松を見たら毛虫が…、ぎゃーっ!!となった経験、皆さんはありませんか?
庭木の代表格と言われる松、かなり多くのご家庭で庭先に植えているのではないでしょうか。
とはいえ、出来れば遭遇したくないものですよね。
松の木に付く毛虫で困らないための方法をご紹介します。
松の木に付く毛虫を防除するにはどうしたらよい?
松に付く毛虫を防除するためには、まずいつ頃からその毛虫が松の木に付くのかを把握しておかなければいけません。
松の木に毛虫が付きやすいのは、春先から秋にかけてです。
4月~10月は特に多いですが、発生してからでは殺虫剤で毛虫そのものを駆除するしか方法がありません。
4~5月頃に松の根元の周りの地面をよく見てみてください。
もし茶褐色の小さな塊があれば、それは毛虫の糞です。
沢山あれば毛虫が発生している証拠ですから、スミチオン乳剤(1000倍液)を散布しましょう。
とはいえ、毛虫が付く前に防ぎたいですよね。
松に付く毛虫として有名なマツカレハなどは、樹皮の裂け目や幹に潜り込んで越冬する性質があるので、10月頃に幹にコモか新聞紙を巻き付けてそこへ集まるようにします。
1月~3月の間に取り外して、焼いてしまうと良いです。
よく庭園などでコモ巻きしてある庭木を見かける機会がありますが、コモでなくても新聞紙でも効果が期待できるようです。
家庭にある物なので、気軽に準備できて良いのではないでしょうか。
毛虫が寄り付かないように、オルトラン粒剤などの殺虫剤を撒き根元から吸い上げさせて木全体に行き渡らせるのも効果的です。
それから、樹幹注入といって松の幹に小さな穴をあけて薬剤を注入して予防する方法もあります。
松の大きさによって薬液の量や穴をあける数を変えますが、量や数は薬剤の種類で違ってくるため、家庭で行うのは少し難しいかもしれません。
松に毛虫が付きにくくするための対策とは?
庭の松の木ならば、みどり摘み(新しく出た新芽の部分を不要な部分だけ摘み取ること)、古葉の除去、剪定を定期的にしてあげることで被害がかなり防げます。
剪定は風通しも良くなり、野鳥が飛来しやすく毛虫を食べてくれ良いことが多いです。
毛虫の天敵の鳥が庭に来てくれるように、バードフィーダー(エサ皿)を用意してみるのはどうでしょうか?
エサを食べに来たついでに、庭木や植物に毛虫がいればついでに食べるようです。
鳥だけでなくスズメバチ等も毛虫を食べてくれるようですね。
まとめ
毛虫は秋口に卵を幹に産むので、冬の間に卵を除去することで生まれてくる毛虫を減らすことができます。
毛虫が発生しにくい環境をつくること!!
これこそが、一番の防除術ですね。
毛虫の天敵である鳥やスズメバチが毛虫を見つけられるように、剪定してあげましょう。
木自体が虫を寄せ付けにくくなるように、根元から殺虫剤を吸い上げさせる方法もあります。
松の木の毛虫でお困りの場合は、ぜひ試してみてください。