梅の木といえば、昔から私達日本人には馴染み深い家庭向きの樹木ですね。
梅の花は季節を感じられるし、梅の実は梅干しや梅酒といった保存食になります。
そういう意味では家庭の庭木としてよく見かける木のひとつですが、毛虫も付きやすいのです。
刺されたりして被害を受けやすい毛虫、今回は梅の木につく毛虫の種類と付きやすい時期についてお話ししていきたいと思います。
梅に付く毛虫はいつ頃が多いの?
梅の木というより、一般的に庭木に毛虫が付きやすい時期は4月~10月くらいだと言われているようです。
勿論毛虫の種類によっては若干時期が異なりますが、大体春先から秋にかけての時期が毛虫の発生しやすい時期だと思っていて良いでしょう。
湿気の多い梅雨時期は一気に増えるので気をつけないといけません。
梅の木の毛虫ってどんな種類がいるのかな?
では、梅の木に付く毛虫にどんな種類がいるのでしょうか?
いくつか代表的なものを上げていきたいと思います。
まず、ウメケムシです。
これはオビカレハという虫の幼虫で、4~5月に出てきます。
このウメケムシは小さいうちは集団で過ごし、大きくなると集団生活をやめて、昼間は樹木の皮の部分に隠れて夜になると活動します。
次にモンクロシャチホコガです。
発生する時期は8月~9月ですが、9月後半辺りが一番多くなります。
茶色の毛虫で、小さいうちは葉の裏側に集まって過ごします。
このモンクロシャチホコガは一度に発生する数がとても多いので、見逃しているとあっという間に広がり葉をほとんど食べられてしまうこともありますね。
小さいうちに集まっている葉を摘んでおくと増えにくくなります。
最後にイラガですが、6月頃が一番多くなる毛虫です。
主に葉を食べる毛虫で黄緑色のカラダにツノのようなものがあって特徴があるので見分けは付きやすいですね。
このイラガは毛に毒があるので注意が必要です。
うっかり素手で触ると痛い思いをしますよ。
まとめ
梅の木につく毛虫は4月~10月くらいが多いので、この時期は気をつけないといけないですね。
ウメケムシ、モンクロシャチホコガ、イラガは代表的な毛虫で、発生時期が違います。
それぞれの時期によく木を見て、毛虫が増えないようにしたいですね。