松の木をお庭で手入れされている方は多いと思いますが、松の木の天敵は毛虫ではないでしょうか?
毛虫は有毒のものから無毒のものまで様々ではありますが松の木を育てている人にとっては害虫でしか無い毛虫。
今回は松の木にいる毛虫の種類や発生する時期はいつなのかをまとめていきたいと思います!
松の木を好む毛虫の種類は毒がある?
松の木を好む毛虫には次の毛虫がいます。
それぞれを見ていきましょう。
マツカレハ
日本全国に生息する大型の毛虫です。
その体長は75mmにまでなり、背面は銀色に光り胸部の背面には藍黒色の毛束が帯状にあります。
さらに黒い毒針毛があるため刺さると激痛が走り刺された箇所が腫れあがります。
痛みは刺されたときには強くありますがすぐに治まります。
しかし痒みは1~2週間は残るそうです。
マイマイガ
頭部に1対の縦長の黒斑があり目玉のように見えるのが特徴の毛虫です。
体長は個体にもよりますが60mmほどに成長し幼虫にはわずかではありますが毒針毛があり触れるとかぶれます。
イラガ
体全体がライムグリーン色で体中にとげとげの突起を持っています。
体長は25mmほどになります。
太くて短いのが特徴です。
このとげとげの先っぽには黒い毒針毛を持っています。
刺された瞬間に毒液が注入されるので電機が走ったような痛みが走ります。
水膨れになったり湿疹痒みはありますが、放置していても数日で治ることが多いです。
ドクガ
日本全国に分布。
体長は25mmとこれまでの毛虫よりも小さめ。
しかし毒針毛は600万本で刺されると赤く腫れあがりかぶれ、痒みは強く数週間続くと言われています。
また同じドクガ科の『チャドクガ』も生涯を通してヒスタミン等の毒のある毒針毛を持ち触れるとかぶれ、一度被害に遭うと2回目以降にアレルギー反応を起こすことがあります。
直接触れなくても洋服の繊維の隙間から入り込んで被害に遭うことがあります。
松の木につく毛虫の発生時期は?
- マツカレハ~発生時期は7月から9月、卵もその頃に産みます。
- マイマイガ~発生時期は幼虫は春から初夏に、7月・8月にかけて羽化します。
- イラガ~発生時期は7月から8月に発生し多い時は10月に再度見られます。
- ドクガ~発生時期は6月から8月の梅雨時期に多く発生します。
まとめ
今回は松の木を好む毛虫の種類と毒について見てきました。
毛虫による被害は毎年必ず発生します。
害がひどくないものもありますがむやみやたらに触れることは無いようにしましょう。
アレルギー反応が起こったりする毛虫の毒針毛には注意し、快適に鑑賞したいですね。