毛虫の割合は蝶と蛾の幼虫の全体の20%で、その中の2%だけが毒をもっている毛虫です。

見るからに強面で毒をもっていそうな毛虫でも意外に無毒な事が多く、その2%の種類さえ注意すればむやみに怖がる事はありません。

大切な事は、私達に危険な毛虫と、そうでない毛虫をキチンと把握する事が大事になってきます。

ちなみに毛虫のあの毛は何のために生えているのかご存知でしょうか。

私達も良く考えたら髪の毛も有りますし、体毛もあります。

眉毛もまつ毛もあります。髪の毛は頭を守る為、まつ毛や眉毛は目を守る為に生えていると言われます。

意味無く生える毛はありません。

毛虫も同じく自己防衛の為に生えているのです。

毛のないイモムシはどうして自己防衛しているかというと、擬態のうまさでしょう。

毛がない分見事に周囲のものに溶け込んで身を守ります。

皆それぞれのやり方で身を守っているのですが、その中の一つとして、毒毛をもつ毛虫がいるという事なのです。

詳しくご説明いたします。

毛虫 毒 見分け方

毛虫の毒の見分け方

私達の生活の中で関わりのある毛虫は、それほど多くはありません。

毒があるか無いかは、刺す虫か刺さない虫かを事前に把握し判断するのが一番の方法です。

覚えておきたい毛虫で特に注意が必要なものは「チャドクガ」の幼虫です。

刺されると腫れ上がるのはもちろんですが、脱皮した皮や、卵にすら毒があるので、近くを通っただけでさされた症状をおこしてしまう怖い種類です。

ツバキやサザンカや茶に生息しています。

次に注意したい毛虫は「ドクガ」です。

サクラやウメ、バラや柿などの多く樹木や草花に生息しています。

その他注意したい毛虫はドクガと生息地帯がほぼ同じ「イラガ」や松類の樹木に発生する「マツカレハ」がいます。

これらは特に危険な毛虫ですので、覚えておきましょう。

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一方でよく目にする毛虫で、毒がありそうでない毛虫もいます。

サクラやクヌギに生息する「マイマイガ」や、サクラやヤナギでよく見られる「アメリカシロヒトリ」クリやコナラに生息する「クスサン」などは毒に関しては問題ありません。

しかし、ほっておくと瞬く間に葉が穴だらけになってしまうでしょう。

食欲は毒のある無しに関係ありません。

まとめ

毛虫の毒のある無しを把握する事は大前提です。

そして、毛虫に触れる時は、細心の注意が必要です。

毒のある毛虫で注意が必要な種類を図鑑等でよく見ておくと、対応も違ってくるでしょう。

それはまるで、交番に貼ってある指名手配の犯人ではありませんが、良く顔を覚えて起きましょう。

そして、その顔にピンと来たら、まずはその場を離れる事をオススメします。

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