7月頃からイラガという毛虫が発生しますが、これは幼虫で、繭を作って冬を越します。
そして繭の中で蛹になり、6月頃になると羽化して成虫の姿で現れます。
成虫になると体長30mm程の蛾のような姿になります。
このイラガの成虫は、6月頃になると繭から羽化し、葉裏に卵を産みます。
この卵から7月頃に幼虫が生まれ、葉を食べる毛虫のイラガとなります。
この幼虫である毛虫のイラガが、多くの方が認識するイラガの姿ではないでしょうか。
葉を食べてしまうので、例えばガーデニングをされる方にとっては天敵となります。
しかし、イラガの卵はあまり馴染みがないかもしれません。
繭と間違われることもあるようです。
ここでは、イラガの卵はどのようなものなのか、加えて、繭の特徴についても紹介していきます。
毛虫のイラガの卵の特徴
色は黄緑色でとても小さく、葉裏に一か所に数百個びっしりと産み付けられます。
とても規則正しく並んでおり、ぞっとするほどだと言われています。
7月頃にこの卵から毛虫のイラガが産まれます。
また、しばしばイラガの繭と間違われることがあります。
イラガは繭の中で冬を越しますが、イラガが発生し始める前である6月ぐらいに繭から羽化するため、卵と間違えることがあるようです。
イラガの繭はスズメの卵のような形をしており、表面は硬く灰白色で、茶色い線が入っています。
大きさもイラガの卵と比較するとかなり大きいです。
繭には毒がある場合もあるので、素手で触らない方がよいとされています。
硬いですが取り外すのは難しくないので、イラガの幼虫による害を防ぐために、繭の時点で処分することが対策として挙げられています。
生まれたてに近いイラガ
卵を覆ってたロウ質の痕跡がまだ残ってる pic.twitter.com/eVuMRgREk8— 悪魔の花 (@8UzTSUEysPL2QDs) 2017年8月20日
まとめ
毛虫のイラガは7月頃に見始めますが、10月頃から繭の中で冬を越す準備に入り、蛹になって、6月頃に羽化した成虫が葉裏に卵を産みます。
その卵は黄緑色でとても小さく、規則正しく並べられます。
また、繭を卵と間違えられることもあります。
繭は卵のような形で、硬く灰白色で、茶色い線が入っています。
卵も繭も、イラガの幼虫の害を防ぐために、見つけたら処理した方がいいでしょう。