7月頃からイラガという毛虫が発生します。
サクラやウメなど、馴染みのある樹にいる毛虫なので、見たことのある人も多いかもしれません。
そんなイラガですが、素手で触ってはいけないと言われています。
イラガの表面には棘があり、刺されると痛みや炎症を引き起こしてしまう可能性があるからです。
場合によってはこの症状は長期間続き、病院に行くことが勧められるケースもあります。
これは毒によるものなのでしょうか。
イラガに刺されるとどのような症状が表れるのか、また、それは毒によるものなのか、紹介していきます。
毛虫のイラガの毒について
イラガに刺されたときに表れる症状の原因ですが、危険を察した時に毒液を分泌するためだといわれています。
つまり、毛虫のイラガには毒があるということになります。
この毒の成分は完全には解明されていませんが、ヒスタミンやさまざまな酵素を成分としていることはわかっています。
そのため、もしイラガに刺された場合、抗ヒスタミン剤を用いることが多いです。
症状が治まることが多いということは、ある程度まで毒の成分が解明されているといえるでしょう。
その
また、電気が走ったような強い痛みが伴います。
この痛みはスズメバチに刺された痛みに匹敵するという声もあります。
余談ですが、この痛みから、デンキムシという別名で呼ばれることもあります。
痛みは数時間以内に治まることが多いですが、その後かゆみが1~2週間にわたって続いてしまいます。
かいてしまうと毒がより回ってしまい、かゆみの症状が長引く可能性もあります。
まとめ
毛虫のイラガの表面には棘があり、危険を察知するとこの棘から毒液を分泌します。
つまり、毛虫のイラガには毒があるといえます。
この毒の成分は、現在はヒスタミンやさまざまな酵素を成分としているというところまでわかっています。
その毒による症状ですが、皮膚に水ぶくれ上の炎症が生じ、電気が走ったような強い痛みを伴います。
この痛みは数時間で治まりますが、その後1~2週間にわたってかゆみが生じます。