毎年柿の木になる実を楽しみにしているのに、葉が食べられてしまっていたり、気がついたら実が落ちていたりなどの被害に遭ったことはありませんか?
これらの原因は主に、蛾の幼虫が原因ってご存知でしたか?
柿の木につく代表的な害虫の中に『イラガ』と言う種類の毛虫がいます。
今回はそんなイラガの毛虫の駆除方法を見ていきましょう。
柿の木につく毛虫・イラガの駆除とは?
イラガと言うのは総称で数種類存在しています。
地域によってその発生時期は多少異なりますが、幼虫は肉厚で全身に毒針毛がある存在感の大きな毛虫です。
6月から7月に多く発生して食欲旺盛の幼虫は柿の木の葉を食い散らかすのです。
その後、繭を作って8月には成虫となり、その成虫が産卵して9月ごろにはまたそれらの卵が孵化し10月ごろまで幼虫(毛虫)を見かけることになります。
つまりこの短期間の間に数回幼虫(毛虫)が発生するのです。
イラガは別の名を『デンキムシ』と呼ばれるほど刺されると痛みを伴います。
ではそんなイラガなどの毛虫を駆除するにはどうしたら良いのでしょうか?
駆除方法は主に2つあります、まず1つ目は『薬剤を使用する方法』。
イラガなどの毛虫がついてしまっている場合は『ピレスロイド系』の駆除スプレーを散布して、毛虫を新聞紙などを敷いた地面に落とし焼却して駆除します。
2つ目の方法は『払って落として踏みつける』ですが、薬剤などを使用しないので安心と思うかもしれませんね。
しかし1匹ずつ行うので時間はかかります、踏みつけることは毒もあるので気になるところです、払い落としたら火ばさみなどの柄の長いもので取って焼却するほうが早いかもしれませんね。
もし繭や孵化したばかりの時に発見したなら、枝ごと切ってしまって焼却すれば幼虫として動き回るのを避けることができますね。
とはいえやはり薬剤を散布することで動きを止めることができますので基本は薬剤を散布すると考えるほうが良いもしれません。
まとめ
今回は柿の木を好む毛虫・イラガについて見てきました。
残念ながら100%予防することは難しいイラガの存在。
しかし薬剤を使用したりして動きを弱め焼却することが徹底した駆除になることが分かりました。
動きを止めて息絶やすことができても、毒針毛は触れれば毒液が注入され激しい痛みやかぶれの原因になりますので、決して素手で触らないようにしましょう。
駆除を行う時には手袋や長袖の服やゴーグルなどで守りながら行いましょう。
日ごろからの手入れによって毛虫の発生を最小限にとどめることができますのでしっかりとした知識を持って柿の木を育てましょうね。