『桃栗三年柿八年』などの言葉もあるようにとても手のかかる作物の1つ『柿の木』。
しかしそんな柿の木にも毛虫は好んで住みついてしまうんです。
触れればかぶれたり炎症を起こしかねない柿の木の毛虫。
発生時期や予防方法について今回はご紹介したいと思います!
柿の木の毛虫の時期は?
では初めに柿の木に発生する毛虫の時期はいつなのでしょうか?
それは7月から10月ごろまでの『夏の時期』です。
種類としては『イラガ』と言う種類の幼虫(毛虫)で肉厚なその体は棘のような毒針毛があり、触れるとその棘から毒液を注入します。
食欲が旺盛なこの時期のイラガは柿の木の葉を食害してしまいます。
柿の木の虫を予防する方法?
卵が生みつけられている場合、その後一斉に孵化するわけですが、孵化したばかりの時はまだ葉の裏側などで糸を張って集団でその巣の中にいることが多く、そんな時にはその葉ごとまたは枝ごと摘み取って焼却することで大量に毛虫が発生することを予防することができます。
また孵化からしばらくたって幼虫として個体で動き始めている場合はスミチオンなどの薬剤を散布します。
個体で動いてしまっている場合は柿の木全体に毛虫が広がっていることも考え薬剤は全体に散布しましょう。
その際には柿木の下に新聞紙を敷いておくと、落ちてきた毛虫をまとめて焼却するのに役に立ちます。
その際に注意するのは、薬剤を散布して動かなくなった毛虫とはいえ毒針毛には毒がありますので、素手で触ったりは決してしないでください。
発生時期にはもちろん徹底して行うのが必要ですが、薬剤の散布は少なくても年に数回・5月から7月、9月から10月にも行うことで予防につながります。
また毛虫は日陰や湿気を好むと言われていますので日ごろから枝を切ったり風通しが良いようにしておくと予防できます。
【庭】柿の葉にいたアオイラガ三兄弟。昨日に引き続き柿の枝落としとイラガ退治。 pic.twitter.com/i0JwEgOZ5d
— 芝田文乃◎グラビンスキ『火の書』 (@ayanos_pl) 2015年9月24日
まとめ
柿の木は育てていくのにとても手にかかるものです。
そんな手塩にかけて育てていく中での天敵・毛虫から柿の木を守るためその発生時期や予防方法などをご紹介してきました。
食害を起こす毛虫が孵化したばかりのころは枝ごと切って焼却、幼虫として動き始めた頃での駆除は薬剤と散布するなどの違いや、日ごろから行える予防方法、剪定が必要であることなども紹介しました。
ぜひ参考にして大切な柿の木を天敵・毛虫から守っていきましょう!