松の木はそれを好む毛虫にとっては食材の宝庫。
その年に伸びた針葉を食べその他は残します。
そして、ゆくゆくは松の木全体に広がり針葉全部を食べつくしてしまいます。
食べられてしまってからその被害に気付くわけですが、毛虫が大量に発生している証拠となるこの現状を防御する方法や対策について今回は調べて行きたいと思います。
松についた毛虫の防除方法は?
松の木に卵が生みつけられると、その数は平均して300粒から400粒とかなりの数になり、それが一斉に1週間ほどで孵化します。
そんな経過に気づくことなく、孵化した毛虫は針葉を食べてしまい、しまいにはその枝が枝枯れした状態になります。
この時期であればそれを防除する方法として効果的なのは『その枝ごと切り落とす』のが一番です。
根本を絶つということですね。
そしてそのまま焼いてしまうのが有効な方法です。
踏みつぶすという方法もあるのですが、ちょっと気が引けると言う方は焼いてしまう方が防除方法としては非常に良い方法だと言えます。
松についた毛虫の対策とは?
幼虫は散らばっていきます。
ある程度つぶしたり焼いてしまったとしても数匹は枝のどこかに残っています。
発生時期を生き延びた幼虫は11月ごろには幹や林床に移動を始めます。
そして樹の裂け目などでひそかに越冬する習性を利用して、10月ごろには木の胸のあたりの幹に新聞紙などを巻いておくと、毛虫はそこが暖かい場所だと勘違いして集まってきます。
そして翌年の3月までの暖かくなる前までに取り外して、ついている幼虫を燃やしてしまうのが簡単な対策になります。
暖かくなってしまうとまた枝に登って再度針葉を食べるのです。
地域によってはその暖かくなる時期は異なりますので、毛虫が越冬しようと新聞紙に隠れている時期を狙うようにしましょう。
まとめ
今回は松の木についた毛虫への防除方法について、また対策について考えてきました。
孵化したばかりのころには塊で針葉を食べていますので枝ごと切り、焼いてしまうのが有効です。
さらに散らばってしまった毛虫は、越冬のために隠れさせる場所を作り暖かくなる前にそこに集めた毛虫を焼いてしまいましょう。
また食い荒らされてしまう前の消毒方法などのお手入れも参考にして翌年に備えると良いですね。