毛虫は6月下旬ごろに大量発生することがあるようです。
すべての毛虫が刺して人体に悪影響を及ぼすわけではなく、いくつかの種類の毛虫だけが刺すトゲを有しているようです。
その見分け方を調べてみました。
毛虫の種類は日本だけでも1000種類以上?!
毛虫はチョウやガの幼虫で毛が生えているものを指す総称とされています。
日本では約5000種類のチョウやガが生息しており、その中の1000種類が毛虫として確認されているようです。
グロテスクな見た目から毒を有しているように見えるようですが、実際に毒を持っているのは10~20種類程度だと言われています。
毒を持っている毛虫は、毛の中に毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毛があり、これが肌に触れると炎症を起こし、強い痒みや傷みを伴うことがあるとされています。
毛虫の刺す種類と刺さない種類の見分け方とは?
毒針毛を持っている毛虫の見分け方は、見た目では区別がつかないようです。
しかし、毒を持っている種類が20種類程度しかいないため、これらの見た目を覚えておくことで、見分けることができると言われています。
毒を持っている毛虫は、ドクガ科、カレハガ科、ヒトリガ科、イラガ科、マダラガ科の一部の幼虫とされており、また、市街地や庭木でよく見られるのはチャドクガの幼虫と言われており、このチャドクガの毛虫を覚えておくだけでも、刺す種類と刺さない種類を見分けることが出来ると言えるでしょう。
チャドクガの毛虫の見た目や行動について
ツバキやサザンカなどの木々に大量発生するとされており、淡黄褐色で25ミリ程度のサイズだと言われています。
幼虫の若齢期には一か所に固まって行動しており、数十匹で一枚の葉っぱを一気に食べつくしている様子が良く目撃されているようです。
食欲はとても旺盛で木の葉っぱすべてを食べつくしてしまうことも多々あるようです。
チャドクガの毒針毛はとても抜けやすく、強い風が吹いただけでも飛散してしまうこともあるようです。
このような生態の毛虫を見かけたら、チャドクガの可能性が高いので近くに寄らないようにしましょう。
チャドクガの幼虫は6月から9月が旬で、つばき、サザンカなど椿科の植物につくらしいです。皮膚科の先生は昆虫を山によく取りに行くそうで、終始MTBいいなぁって言ってました。私への哀れみは全くなし(笑) pic.twitter.com/x1kL2VsF83
— Fumi (@fumi_fumi23) 2017年9月4日
まとめ
刺す毛虫と刺さない毛虫の見分け方は、種類が10~20種類程度だけの刺す毛虫の見た目を覚えておく方法が有効のようです。
特にチャドクガは大量発生することが多いようなので、まずはチャドクガの毛虫を覚えておくと良いでしょう。