毛虫はチョウやガなどの幼虫の一種で、毛やトゲのようなものが全身に生えているモノだとされています。
毛虫によっては有毒の毛やトゲを持っている種類があるとされ、刺されると長期間の痒みや、皮膚がただれてしまうこともあるようです。
また、毒だけではなく、その見た目もあまり好ましいとは言えず、ガーデニングや花見などを楽しむ人にとっては悩みの種のひとつと言えるでしょう。
そんな毛虫の繁殖を防いでくれる蒸散性のスミチオンと言う薬剤について調べてみました。
毛虫の消毒スミチオンとは?
スミチオンとは園芸をしている人なら目にしたことがあるくらい有名な薬剤のひとつだと言われており、様々な害虫に効果があるとされる薬剤のようです。
スミチオンは水で薄めて散布するタイプの薬剤で、草花や庭木、野菜などにも簡単に塗布できる薬剤とされています。
スミチオンは害虫が発生したときに、直接散布することでその効果を発揮すると言われています。
成虫や卵にも効果があるため、毛虫が大量発生した時や、大量発生する6月から8月にかけて定期的に散布すると、卵の駆除にも役立つと言われています。
ただし、効果期間が数時間と短いため、毛虫や卵の発生防止はできないとされています。
毛虫の消毒は雨が降ると無効になる?
スミチオンは雨が降ってしまうと、その効果が無くなってしまうようです。
スミチオンの効果は散布してから約2時間だとされています。
その間に雨が降ってしまった場合は、効果がなかったと考えたほうが良いでしょう。
その場合は、毛虫や卵の状況を見ながら、再度散布するようにすると良いでしょう。
まとめ
スミチオンは様々な害虫を駆除することが出来る万能薬剤のひとつだと言われていますが、予防はできず、成虫などが発生したときにしか使えないようです。
また、雨が降ってしまうと効果が無くなってしまうことや、効果の持続は2時間程度しかないようなので、利用には考慮が必要だと言えるでしょう。
さらに、野菜や果樹については使用回数が制限されている場合があるようなので、用法は確認しておきましょう。