毛虫によって起きる湿疹は、毛虫皮膚炎です。
毛虫皮膚炎は毛虫の毒針毛が皮膚にささった事で起きます。
処置の仕方によっては湿疹が広がり、増えます。
今回は、毛虫皮膚炎によって湿疹が広がる・増える場合の対策について紹介します。
毛虫皮膚炎で湿疹が広がる・増える場合とは?
湿疹が広がる場合は、最初に湿疹を見つけた時に、痒くて掻いてしまい、針が皮膚の奥までいってしまった場合です。
普通は広がったとしてもその周辺で治まりますが、針が皮膚内に残っているともっと広がる可能性があります。
毛虫皮膚炎で湿疹が増える場合は、掻いてしまい、まだ刺さっていなかった毒針毛が新な場所に刺さって増えるケースです。
毛虫などの近くに行った時や駆除の時に着ていた服を適切な処置をせずに、また着てしまったら、服についていた毒針毛から、感染が増える事が多くあります。
湿疹が広がる・増える時の対策は?
対策としては、流水で十分時間をかけて洗い流して下さい。
この時もあまり強い勢いの水ではなく、弱い流水で流して下さい。
又、ガムテープやセロテープで、皮膚に残っている針をきちんと抜き、はがすようにすることも有効です。
この時は一度使ったテープは捨てて、新たな針を皮膚に刺さないために毎回新しいテープを使用してください。
もし、テープがなければとにかく掻く事はしないで、流水で流すだけでもして下さい。
こののち、皮膚科の医師に診察をお願いして下さい。
衣類への対策ですが、まずは皮膚と同じようにテープで処置をします。
その後、衣類の材質にもよりますが、毒針毛は50℃以上で無毒化することもあるようですので、熱湯で洗うとか、スチームアイロンをかけるなどの処置をしてみて下さい。
しかし確実に除去できているかどうか、わからないので不安であれば廃棄する事をお勧めします。
また、熱湯処理などをしないで洗濯機に入れると、毒針毛が洗濯機内に広がりますので絶対にやめて下さい。
まとめ
毛虫によって湿疹が起きた場合には、とにかく掻かないことです。
毛虫の種類によってですが、刺されてから、すぐ痛くなる場合以外は、数時間後に痒くなるケースが多いようです。
最初の処置が、うまくいくかどうかで、後のつらさが随分変わってきます。
市町村で毛虫皮膚炎の被害が出ていないか、大量発生がないか、などの情報取集も重要です。