蛾などによる刺傷は、成虫になってからでもありますが、そのほとんどが幼虫段階である毛虫に刺されたことによって起きます。
その症状は、虫の種類によって様々であり、又刺された本人の感受性によっても大きく変わってきます。
一般的に刺された、あるいは触れたといった場合には、皮膚が赤く腫れるか、痒くなります。
目を刺された場合でも同様ですが、目の場合はもっと深刻かもしれません。
本来、毒針毛に刺されたときは、むやみに掻いたり、擦ったりするのはやめた方がよいのですが、目の場合は瞬発的に触ってしまうからです。
今回は目をさされた、あるいは空中に飛散している毒針毛が目に入ってしまった場合の目のかゆみや腫れの対策について紹介します。
毛虫に目を刺された(毒針毛が目にはいった)時の症状は?
皮膚でも毛虫に刺されると刺激を受けて赤くなりますが、目の場合でも、目に刺激を受けて、やはり痒くなったり、赤くなったりします。
痒くならなくても、目がごろごろする、涙や目やにが出る、充血、痛み、まぶたの腫れなど、結膜炎のような症状が出てきます。
あるいは、刺激により、流涙の症状が出ることもあります。
また、目に毒針毛が入っているということは、目だけではなく、ほほや鼻、口等にもついている可能性があるので、被害を広げないためにも、むやみにこすったりしないようにしましょう。
毛虫に目が刺された(毒針毛が目にはいった)時の対策法は?
毛虫に目がさされた場合の対処法ですが、基本的に皮膚に刺されたときと同じで、まずは目を擦らない、掻かないことです。
目を水か、あるいは微温湯で少なくとも15分以上は洗って下さい。
その後、眼医者さんに毛虫に刺された事を説明して、処置をお願いしましょう。
眼医者さんでは顕微鏡で観察後、針をとってくれることもあります。
ただ、最も大事なことは、むやみに毛虫に近づかないことです。
予防が最大の対策となるでしょう。
まとめ
毛虫に目が刺される、あるいは、毒針毛が目にはいるなんて事があるの?と思われる方も多いかもしれませんが、浮遊している毒針毛が目に入る場合(毛虫によっては毒針毛を空中に発射するものもいる)と毛虫を触った手をきちんと洗わずなかったケースが考えられ、そこで目を触ってしまえば、十分ありえるのです。
毛虫の種類によっては症状が長引き、日常生活に支障をきたす事もあるので、そうならない様に注意しましょう。