すっかり暖かくなり、小さいお子さんが外で遊ぶ機会も増えたのではないでしょうか。
外でのびのびと遊ぶ子供は、とても微笑ましいものです。
ですが、元気に遊びすぎて転んでけがをしてしまったり、ちょっとした事故にあったりと、外遊びには危険がつきものです。
この記事では、そういった外遊びの際、気をつけるべきことのなかからひとつ、毛虫による虫刺されの症状や対処法について書かせていただきたいと思います。
子供が毛虫に触ってしまった場合、熱を出してしまうケースも!?
毛虫には毒を持つ種類があり、その毒針毛(どくしんもう)に触れると、毛虫皮膚炎という病気にかかってしまいます。
個人差はありますが、人によっては発熱を伴うこともあります。
毛虫に刺されたときの症状として、激しいかゆみ、発疹・発赤、ピリピリしびれる感じ、皮膚の痛み、腫れなどがあります。
毛虫の書類によってかゆみや痛みの程度は異なりますが、ひどい場合だと、夜も眠れないほどのかゆみと激痛に襲われるそうです。
毛虫に刺されたらまずすることは、患部から毛虫の毒針毛を取り除くことです。
セロテープやガムテープなどをそっと貼り付けて取り除きます。
指でつまんで取ろうとすると、針が皮膚の奥の方まで食い込んでしまったり、指にくっついた針で、別のところを刺してしまうことがあります。
小さいお子さんなどは特にやってしまいがちですが、掻きむしることだけはしないでください。
炎症が広がってしまったりします。
お子さんなどが、かゆみに耐えられずに患部を掻いてしまう場合、絆創膏やパッチを貼って皮膚を保護してあげましょう。
針を取り除いたら、患部を水でよく洗い流し、氷をあてて冷やします。
その後、皮膚科を受診しましょう。
子供が毛虫に触ってしまった場合、用いる薬は!?
かゆみを鎮めるためには抗ヒスタミン薬が、腫れを鎮めるためにはステロイド外用剤が処方されます。
市販の塗り薬はあまり効果がないので、毛虫に刺されたら迷わず医療機関を受診することをおすすめします。
まとめ
暖かくなって活動的になるのは、虫も同じですよね。
毛虫の針は非常に細く、風などでも拡散されるようです。
直接触ったわけでもないのに、気がついたら毛虫皮膚炎になっていた、なんてこともあり得るのです。
この時期、もし、木の枝を這う毛虫などを見つけたら、近寄らないことがいちばんの選択かもしれません。