チャドクガの幼虫はいわゆる毛虫のような見た目をしており、長い毛で覆われています。
この毛には毒があり、触れるとかゆみや腫れといった症状を引き起こすだけでなく、アレルギー反応により呼吸器官にも影響を与えることがあります。
加えて、この毒のある毛を飛ばすこともあるため、直接触れないようにすれば防げるというわけでもありません。
少数を駆除するのも一苦労ですが、集団で発生することが多いです。
そんなチャドクガですが、天敵はいるのでしょうか。
チャドクガの天敵の紹介に加え、その天敵による駆除が期待できるのかどうか、紹介していきます。
毛虫のチャドクガの天敵は?
チャドクガの天敵には、幼虫に卵を産み付けて寄生する寄生バチや寄生バエの存在が挙げられます。
ドクガクロタマバチやキイロタマゴバチ、ドクガヤドリバエです。
また、寄生はしませんがスズメバチも幼虫を襲うので、天敵といえます。
他にも、クモやカマキリ、アシナガバチ、ヒメバチ類もチャドクガの天敵です。
また、農業で農薬代わりに使われている核多角ウイルスは昆虫の体内で増殖し内部から攻撃するウイルスで、チャドクガにとって天敵になります。
他に、鳥も天敵です。
チャドクガを食べる鳥もいます。
こういった天敵に駆除してもらうのもチャドクガの対策の一つといえるでしょう。
しかし、スズメバチ等、人間にとっても危険な生物も多く含まれています。
また、チャドクガの増殖する数はとても多く、これらの天敵が全てを除去することは期待できません。
チャドクガの駆除は正しいやり方で自分で行うか、業者に頼む必要があります。
まとめ
毛虫チャドクガの天敵は、卵を産み付けて寄生する寄生バチや寄生バエが挙げられます。
寄生はしませんが直接襲うスズメバチやアシナガバチ、クモやカマキリといった虫もチャドクガの天敵です。
また、鳥もチャドクガを食べるので天敵といえます。
他には、農業で農薬代わりに使われる核多角ウイルスもチャドクガにとって天敵となります。
しかし、チャドクガの増殖する数はとても多いため、これらの天敵だけで駆除されることは期待できません。
人間の手で駆除する必要があります。