春になると、ガーデニングなどで植物に触れる機会が多くなりますね。
そんな時に、庭先の木に一匹の毛虫が・・・。
よく遭遇する光景です。
ガーデニングの本場イギリスでも、庭木に毛虫はつきものだそうです。
もしイギリスの方と英語で会話をするときに「昨日庭で毛虫を見つけた」などとさらっと伝えられたら、話に花が咲きそうですね。
でも毛虫って、日常見かける生き物ではあるけれど、英語で伝えようとすると意外と単語が出てこないものです。
一体なんと表現すれば英語圏の方に伝わるのでしょうか?
“毛虫”を英語(単語)で伝えたい
さっそく、和英辞典を引いてみると、毛虫:caterpillar (kǽtərpìlər)とありました。
カタカナで表すとすれば「キャタピラー」。
キャタピラー・・・、どこかで聞いたことがある方もいるかもしれません。
そう、トラクターやブルドーザーなど、工事で使われる車両の車輪についている装置(日本語では「無限軌道」といいます)のことです。
あれは、毛虫が移動する時の動きとこの装置の動きが似ているところから名づけられたそうです。
納得ですね。
さらに、英和辞典で“caterpillar”を調べてみると、
- イモムシ、毛虫
- 無限軌道式トラクター
とありました。
毛虫とイモムシは同じ単語で通じる、ということなのですね。
でも、伝える側としては、どうせなら毛虫とイモムシの細かいニュアンスの差まで伝わってほしいところです。
そんなときは、単語の前に“hairy”をつけて“hairy caterpillar”と言ってみましょう。
hairy=「毛むくじゃらの、毛深い」という意味なので、”caterpillar”の中でも特に毛虫のことを指すのだとわかります。
ちなみに、イモムシを“green caterpillar”と呼んで区別することもあるそうです。
こちらは、「青虫」といったようなニュアンスになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語ではイモムシも毛虫も同じ単語で表現されます。
そこからさらに区別したければ、他の単語を使って意味を補う、というやり方で表現するところが、日本語と違っていて興味深いですね。
英語圏の方とお話しする機会があれば、ぜひ積極的に使ってみてください。